ヤップはマンタだけじゃない!
ミクロネシア連邦の西端ヤップ州は実にトラディショナルな島です。おそらくミクロネシア連邦4州のなかでもっともそのような雰囲気が残っている土地ではないでしょうか?さてトラディショナルな面の紹介はまたの機会にして、ここでは海のなかを紹介したいと思います。
ヤップの水中と言えば誰もがオニイトマキエイの「マンタ」を思い浮かべるでしょう。そしてマンタと泳ぎたいという数多くのダイバーがヤップを訪れます。
ダイビング雑誌などは「ヤップ=マンタ」というような特集ページをよく組んでいます。
確かにあの大きさの生物が悠然と人の前を通過するシーンは実に迫力ありますし、海の主にさえ見えます。
しかしヤップの海の魅力は決してマンタだけではありません。ヤップの南側にはマジックキングダムというポイントがあります。マンタのいるミルチャンネルあたりは、以前ポンペイの記事でも書きましたがあまり透明度はよくありません。しかしマジックキングダムがある南端まで行くと真っ青な海が広がります。そしてここでの魚影の濃さに誰もが驚くでしょう。バラクーダにギンガメアジは普通に目の前を泳いでいき、さらにサンゴには数え切れないほどのハナダイやハナゴイと言った小魚が乱舞しています。
これを見ると今まで持っていたヤップのイメージが覆されます。また自分でヤップの魅力を再発見できたようで非常に嬉しくもなります。
【詳しくは11/10発売の月刊ダイバー12月号をご覧ください。】
Photo and Text by Masa Michishiro